親として、方法は3つあると思います。
第1に、子どもたちが見る番組の内容に注意すること。
第2に、制限時間を決めること。たとえ良い内容でも見過ぎるならば、子どもたちの他の行動にも悪影響が出ます。
3番目に、テレビについての方針を家族全員でたてることです。
以上3つの目的を実行するのに大変効果のあるやり方についての記事を最近読みました。まず、子どもたちと一緒に、見てよい番組のリストを各年齢別に作ります。そしてそれをきれいに書いて、毎日見やすい場所に貼り出します。
次に、チケットを作ります。子ども1人に毎週チケットを10枚づつ渡します。そして、リストに載っている番組を見る権利を、チケットで「買わせる」のです。チケットを使い果たしたら、その週のテレビはおしまいです。こうすると、子どもは見る番組を選ぶことを学びます。毎週40時間から50時間という全国平均から比べると、週に最高10時間はスタートとして適当でしょう。小学生にとって、週に50時間はあまりにも長過ぎます。
それぞれの家庭の事情や環境に合わせて、このシステムを応用して下さい。みんなが見たいと思うような番組、たとえば特集番組やクリスマスやお正月などの休日には、ボーナス・チケットを出すのです。何かのごほうびに余分のチケットをあげることもできるでしょう。
一番厳しいのは、親自身がその決まりに従う勇気があるかどうかを試されることでしょう。実は、我々大人も、しばしば同じようにテレビをみる習慣を制限する必要があるのです。 |